休職中に苦しかった6つのこと
適応障害と診断され休業するにあたり、病院の苦しさを体感しましたので、この記事では適応障害、うつ状態の時の苦しみを記載します。
全員が同じ症状になるというわけではないので、こういう1例があるという認識で読んでください、また、自分が病気と診断されることで、今までの価値観や当たり前が完全に壊れますので、元気なうちに対策をしていかれることを強く勧めます。
1.社会からの孤立感
仕事や日常生活から離れることで、社会とのつながりを失ったように感じます。
今まで当たり前だった事が当たり前でなくなった喪失感に襲われます。
そして人と関わる事がほとんどなくなります。
病気になったことは家族や友人に正直言いづらいです。
始めは誰にも言うつもりはありませんでしたが実際に会う、連絡をしていると今まで通りには行かないと思い話しました。
・母親は当時親戚関係のことでゴタゴタがあったのですが、親戚にもう2度と会わなければいいとか言わなくていいことを言ってしまい、自分のダサさとキレるとかパワハラしてきたクズと同じことしていると思い本当に自分が情けなくなり次の日謝り、今の現状を話しました。
余計なことを言ったときは正直いうと希死念慮抱きました。
・友人は大型連休に遊ぶ機会がありましたが、最初言うか迷いましたが、ロッジでバーベキューをするという企画になったので、おそらく元気だった時のようにはついていけないだろうと思い、現状喋りました。理解しているようなしていないようなよくわからない感じではありましたが、普通に接してくれたことや、深く言及されなかったので感謝しました。
・職場の同僚については最初休む事に申し訳無さを感じますが、よく考えると職場の50代2名が出張先の密室でリンチにかけてきたようなものなので、申し訳無さは途中から全く感じませんでした。
1度メールで演技で心配して自己陶酔しているようなメールを送ってこられましたが、こういう配慮している様に酔っているんだろうなと思うと反吐が出そうになりました。
2.将来の不安
私はいわゆるFIREを目指す為に転職をしてこのザマです。
今は独身であるので、実現出来るだろうと思っていました。
ライフプラン考え、40代前に上る算段を考えていましたが、それが完全に壊れました。
心療内科の先生には仕事のことを考えないことと言われていましたが、今後のキャリアについてはどうしても頭をよぎってきます。そして眠れなくなり21時に横になっても23時、3時、4時。5時と毎日不規則に数回目が覚めて眠れている感覚がなく、人間の三大欲求が壊れていることを認識します。時間が経過するにつれて全部壊れていると認識をします。
さながら山登ってたら崖に突き落とされた感覚です。
3.無力感と自己批判
何もできない現状で自分に対して無力感を感じたり、「もっと頑張るべきだった」、「他の動き方をすれば正しかったのか?」と自己批判をしてしまうことがあります。
パワハラするクズに媚びへつらいたくないので、嫌な人間関係を考えるのは切り捨てましたが、他の「たら、れば」を考えてしまいストレスや焦りを増大させ、回復を妨げる原因になりました。
4.日常生活リズムの乱れ
休養中はまず安定した睡眠が出来ないので、生活リズムが崩れがちです、昼夜逆転したり不規則な食事、運動不足で精神的・肉体的に気分が下がりやすいです。
この状態が続くと良くないのは明らかなので本を読んで生活習慣を改めました。
別記事に書きますが、習慣化して克服をしていきました。
簡単に言うとしっかり寝て、運動して、記録をして習慣を作っていきました。
始めは早く目が覚めるのであれば、5時に起きて、出来ることをやり、9時頃に1度20分寝る(寝れなくても横になる)で朝を擬似的に2回作るようにして昼も同様に14時位に1度20分寝ます。
そうして少しずつ生活を調整していきました。
一番効いたのは運動でした、朝日を浴び、ランニング、筋トレ、水シャワーが朝に出来たら最高にキマった状態になりました。
これは時間がある程度経過して元気になってから行ったことなので、初期段階でやろうと思わないでください。
習慣は少しずつ変えて作ればいいです。
それが確実です。
5.周囲の理解不足
私の場合、家族や友人は理解があったので恵まれていましたが、中には「怠けている」、「甘え」といった考えを持つ人物と遭遇することが考えられます。
私の場合はそれが会社でした。別に役に立たないカウンセリングの後に課長面談を無理やりやらされどうなんや、やる気はあるんか?とかプレッシャーをかけてきているのか、圧迫面接をしているのかわかりませんが、大手企業って腐ってるんだなと感じました。(全大手企業がそうだとは言ってません)お陰でカウンセリング時と前日が一番体調悪かったです。
とは言え、復職か退職かで迷わず退職だなと思えました。
一番理解がないのが会社だとは正直思いませんでしたし、今までパワハラ監督の下にいた人間の名前が会社から消えているのは納得でした。
とは言え、ここまで批判的に受け取れる様な記事を書いていても会社にも感謝はしています。
高卒、中小企業出身だったので、大手企業に経歴を認められたことは嬉しかったです。新しい場所で社会貢献出来て年収も上げることが出来たと自信に繋がり、新たな挑戦にもワクワクしました。
あとは大手の福利厚生の良さにも感謝しています。病気で休養している間の家賃はすごい助かりましたし、社会保険料半分払ってくれているのは企業なので。
私が疑問、嫌悪感を抱いているのはパワハラしてきた連中のみです。
6.自分の価値観を見失う
休養するところまでいって壊れたので、今までの自分の価値観は壊れます。
仕事のやり方、人との接し方、ライフプラン、楽しかったモノ、コトを楽しめなくなり、「何のために生きているのか」わからなくなります。
今後の人生どうなるんだろうと不安になることもありました。
とは言え、1回転職に失敗しただけだと思い、また何かやっていけばいいと思います。
大きな事は出来ないですが、今は生きていればいいのかなと思っています。
そして一番大事だと感じたのは「病気を受け入れる」ことでした。あらがったり、全部を今まで通りにやるのはもう不可能です。出来ないことにいらだっていた時期もありましたが、ふと病気を受け入れた時に気が楽になりました。
寛解(症状が落ち着いたとしても)しても、きっかけがあれば病気が再発することがありえます。仕事の踏ん張りどころはありますが、ずっと無理をすると限界を迎えますので、出来ることを探しましょう。
まとめ
病気になると生活が一変し、どん底を味わいます。人間の欲求も壊れます。全てがどうでもよくなります。「今のおれには闇さえも眩しい」といった時期もありました。
私はFIRE目指す事に執着して失敗した敗北者なので、自分の身の丈にあった生き方を探して再起を図ろうと考えています。親や友人には心を救ってもらったので、こんな目に会いながらも私は性善説を信じたいですし、転職して失敗したことには全く後悔がありません。
長いようで短い人生なので、出来ることはやってくたばりたいです。
ただ、生き急いでコケたらダメージがデカいので皆さんも致命傷を負わない生き方をしてください。